ご覧くださいましてありがとうございます。TLVのフェラーリ288GTOです。往年の名車250GTOからの流れを汲むスペシャルフェラーリの始祖です。正式名称はGTOですが、250GTOと区別する為通称288GTOと呼ばれます。GTO(グランツーリスモオモロガート/レース公認車両)の名が指し示す通り、グループB規定を念頭に置いて開発されたものの、諸般の事情からレースに参戦する機会はありませんでしたが、その美しいプロポーションや特異な素性から圧倒的な人気を誇り、フェラーリの中でも非常に重要な一台です。器として308GTBをベースとしてはいるものの、中身は全くの別物で、鋼管スペースフレームにカーボンボディを被せ、心臓部にはグループCマシン(ランチアLC2)のレーシングエンジンが採用され、縦置マウントで搭載しております。動力ユニットにあわせる形で増大したホイールベースとトレッドに適合させる為ボディラインもグラマラスに拡張されておりますが、武骨になるどころかむしろ308と比べてもよりエレガントなエクステリアとなっておりますね〜。その流麗なボディに特徴的な角形フォグランプやGTOの系譜である3本スリットのエアスクープがアクセントとしてあしらわれており、完璧とも思えるプロポーションからチラッと覗くギアボックスから隠し切れていない獰猛性が垣間見える様で魔性の魅力を持っている気がします笑そして、このモデルを起点としてレーシングマシンとしての可能性を模索すべくプロトタイプである288GTOエボルツィオーネへと発展し、その到達点として、究極のフェラーリ、F40が完成するのです。このミニカーではエンジンフードが開閉可能となっており、のちにF40へと受け継がれてゆくV8ツインターボエンジンが鑑賞出来ます。お好きな方は是非どうぞ。